
2025.08.02
内部漏水による被害:ボード交換とクロス張替え 屋根からの雨水が室内に浸入したことで、天井や壁の石膏ボードが水を吸い、変形・変色していました。そこで、傷んだ部分のボードを撤去し、新しいボードに交換。さらに、その上からクロス(壁紙)を張替えて、美観と機能性を回復する予定です。 クロス…

桐生市内にある廃校となった建物から「屋上の状態を確認してほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
長年使用されていなかった建物でも、屋根や防水層の劣化はそのままにしておくと、雨漏れや内部への被害につながってしまいます。今回は陸屋根(りくやね:平らな屋根のこと)特有の劣化症状が見られましたので、ご紹介します。
今回の建物は「陸屋根(りくやね)」と呼ばれる、平らな形状の屋根でした。
一般的な三角屋根に比べてデザイン性が高く、学校や公共施設によく採用されてきましたが、傾斜がほとんどないため雨水が流れにくく、排水設備や防水層がきちんと機能していないと水がたまりやすいのが特徴です。
現地調査では、防水層の一部が「浮いて」いる状態を確認しました。
防水層とは、屋上の下地に施工されている防水のシートや塗膜のことです。通常は下地にしっかり密着していますが、長年の経年劣化や紫外線の影響で接着力が弱まり、部分的に膨らんでしまうことがあります。
この「防水層の浮き」が起こると、内部に水分が入り込み、見えない部分で劣化を進めてしまう危険性があります。
防水層の浮きやひび割れを放置すると、やがて雨水が屋上から建物内部へ浸入します。
実際、今回の建物でも室内の天井に雨漏れ跡が確認できました。
廃校ということで使用頻度は少ないものの、このままにしておくと構造体である鉄骨や木材に水がしみ込み、腐食やカビの発生を招く恐れがあります。建物を保存したり活用したりする上で、大きな問題になる部分です。
今回のケースでは、浮いている防水層を撤去し、新しい防水材で屋上全体を改修することをご提案しました。
陸屋根の防水には「シート防水」「ウレタン防水」「FRP防水」などいくつか工法がありますが、建物の状態や利用目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
防水工事は見た目には小さな不具合でも、放置すると大規模修繕につながりかねません。早めの対応が結果的にコストを抑えることになります。
廃校のように使用頻度が低い建物でも、屋上防水を適切に維持管理することで、再活用や保存がしやすくなります。
「雨漏れがあるけれど、どこから入っているのかわからない」「屋上の状態を確認してほしい」といった調査のご依頼も、当社に多数いただいております。
現地調査から最適な修繕方法のご提案まで、一貫して対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
このように廃校や公共施設の屋上防水も、私たちの経験と技術でしっかりと調査・修繕が可能です。
桐生市で屋上防水工事をお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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