2025.09.03
桐生市 廃校になった屋上の防水工事修繕 現地調査 桐生市内にある廃校となった建物から「屋上の状態を確認してほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。長年使用されていなかった建物でも、屋根や防水層の劣化はそのままにしておくと、雨漏れや内部への被害につながってしまいます。今…

今回ご相談いただいたお客様(オーナー様)のアパートは築約30年の鉄筋コンクリート造で、屋根はフラットな「陸屋根(りくやね)」でした。近年多発するゲリラ豪雨の影響などもあり、2階の天井にシミができており雨が染み出してくるとのことでした。
「屋根の防水なんて気にしたことがなかった」とおっしゃっていたお客様ですが、目に見える雨漏れが出てきて初めて危機感を感じられて工事に踏み切ることになりました。





現地調査を行ったところ、屋上の防水層が経年劣化によりひび割れや膨れを起こしており、そこから雨水が建物内部に侵入していました。
築年数が30年と長く、これまでに大きな防水メンテナンスがされていなかったこともあり、既存の防水層はほとんど機能していない状態でした。
防水工事といってもさまざまな方法がありますが、今回は「絶縁工法」を採用しました。
絶縁工法とは、既存の防水層と新しく施工する防水層の間に“絶縁シート”を挟むことで、下地からの影響(湿気や熱、膨れなど)を遮断する工法です。これにより、防水層が長持ちし、今後のメンテナンスも行いやすくなるというメリットがあります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 🔹 下地の影響を受けにくい | 構造体の動きや亀裂の影響を受けづらい |
| 🔹 メンテナンス性が高い | 張り替えや補修が比較的容易 |
| 🔹 施工が早い | 工場製品のシートを貼るだけなので工期が短い |
| 🔹 ふくれ対策がしやすい | 通気層を確保すれば内部の水分を逃せる |
そして絶縁シートを敷設していきます。今回使用した「ラジアルシートL600」は 絶縁緩衝シート の役割を持っており、主に以下のような用途で使われます
機械的固定工法 や 断熱防水工法 の仕様で、防水ルーフィング(塩ビシート防水ルーフィング)と下地の間に挿入して、下地の動きや熱膨張収縮、湿気や下地からの影響を緩和するための緩衝・絶縁層として使われる。
特に「機械的固定式」の仕様(固定ビスやディスクでシートを下地に固定するタイプ)で、直接ルーフィング材を固定する前に、このラジアルシートを敷設することで、防水シートの張力・ストレスを低減する役割を果たす。
ディスク位置をマークしつつ防水シートを張り広げていきます。シート端部は(40~50mm)重ねていきます。
シート敷設後、誘導加熱装置を使ってディスクとシートを融着、固定していきます。シート重なり部は溶剤を使って溶着していきます。
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